死生観
重めの題名で申し訳ない。
本職の介護のお話です。
色々な方のお看取りを経験させて頂き、ご入居者様の死には慣れました。慣れたと言うととても失礼なのですが、人生を謳歌され終の住処として皆様ご入居される為、我々もそのつもりでお手伝いし心の準備が出来ているからだと思います。
しかし、御家族様の背中にはいつまでたっても慣れません。色んな感情が詰まった一言二言をご遺体に話されている姿に胸がつまります。
現在、一両日中に亡くなりそうな方がいます。御家族様は毎日御来訪されていて何年も前から親御様と最後はどうしたいか話されていたそうです。
私は泣かない様にがんばりました。
こないだ実家に帰った時、父も母も歳をとったなぁ〜と思いました。油断して面と向かって最後の話などした事もありません。
たぶん殆ど皆さん『迷惑かけられないから眠る様に死ねたら・・・』とか『何にもしなくて大丈夫』とかおっしゃるとおもいます。ウチの両親も同じかと。
ただ、自分が決断出来るのかと。意思を尊重しましたなんて言えるのかと考えさせられました。
後悔の無いように確認しておきたいです。